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所員が語る・大木利恵

所員が語る・大木利恵

INTERVIEW

弁理士/大木利恵

弁理士/大木利恵

入所11年目

東京大学大学院新領域創成科学研究科(環境学専攻)卒業

サンマイクロシステムズ(現オラクル)

知財サービス会社へ入社(2009年)

SSIPへ入所(2013年)

ヨーロッパ事務所での研修(2015年)

パートナー就任(2024年)

SSIP入所前の知財業界での経験

SSIP入所前の知財業界での経験

 以前、外資系のIT関連企業で働いていたときに培った英語力が自分の強みだと認識していましたので、前職では、特許明細書の翻訳業務や外国中間処理等の外国案件を担当していました。このため、外国実務についてはある程度経験を積んでおりましたが、国内実務の経験が殆どない状態でSSIPに入所しました。

SSIPへの転職のきっかけ

SSIPへの転職のきっかけ

 弁理士資格を取得したことをきっかけとして、理系弁理士の最も基礎的な業務である明細書作成をやりたいという気持ちが強くなってきました。自分の強みである外国業務にも引き続き携わりたいと思っていたので、国内案件と外国案件を一貫して担当できる特許事務所への転職を決意しました。

​ 候補となる事務所は幾つかありました。その中からSSIPを選んだのは、若い弁理士が実際に活躍しており、いい刺激を受けて、高いモチベーションを維持しながら自己研鑚できるのではないか、と考えたためです。また、世界のリーディングカンパニーとして活躍する大手企業を含む種々のクライアントを抱えており、取り扱う技術分野の幅も広いので、弁理士として必要な技術的な理解力を身に付けることができる、ということも魅力の一つでした。

SSIPでの仕事内容

SSIPでの仕事内容

 特許明細書の作成や国内中間処理等の国内業務と、特許明細書の翻訳や外国中間処理等の外国業務を一貫して担当しています。最近は国内業務の比重が高くなってきたため、翻訳業務は特許明細書の新規案件が少ない時期にしか行っていません。仕事量は時期によって異なりますが、平均すると月5件弱の案件をこなしていると思います。

 また、通常業務以外では、翻訳部門のチームリーダーを任されており、翻訳業務の割振りを行ったり、外国の特許事務所からのお客様を応対することもあります。

 特別任務として、昨年、ヨーロッパへの営業に行く機会もありました。特許事務所を幾つか訪問して、SSIPの特色をアピールするプレゼンを行いました。渡欧直前になると、プレゼン準備の大変さとあまりの緊張のために逃げ出したくなりましたが、振り返ってみればとてもいい経験です。

SSIPにおける指導体制

SSIPにおける指導体制

 SSIPの指導体制は、基本的にOJTです。困ったことがあれば上長に相談していますし、自分が作成した書類は厳しくチェックしてもらっています。

 入所間もない頃は、ショックを受けるくらい赤が入ることがありました。でも、ただ単に修正結果だけを提示されるのではなく、修正の必要性について論理的に説明してもらえるので、明細書の書き方について理解を深めることができました。指導内容を次回に活かすように努力し続けた結果、最近は修正箇所も大分少なくなってきました。

SSIPの雰囲気

SSIPの雰囲気

 所員は皆集中力を持って仕事に臨んでおり、基本的にはオフィスは静かです。自分もそのような雰囲気の中で集中力を高めて仕事に取り組めることができていると思います。

 また、私の場合、入所当時より、外国の事務所での経験を積みたいとの希望を持っていましたが、入所3年目にして、望みどおり、その機会を与えていただきました。これは一例ですが、所員が新しいことに挑戦したいと言ったときに、それを理解し、援助し、チャンスを与えようという土壌が、SSIPにはあると思います。成長したいという気概がある人にとっては、この上ない成長の場になるのではないでしょうか。

女性が働く環境

女性が働く環境

 事務所員全体の約半数は女性です。また、私の他にも女性の技術者がいます。ときどき女子会が行われており、皆でおしゃべりしながらランチしたりしています。

 女性一人だと心細いと思うかもしれませんが、弊所ではそんなことは全くありません。

私自身、自然と女性所員たちの中に溶け込めたように思います。

 また、産休を経て復職した所員、子育てしながら活躍している所員も複数名いらっしゃいます。弊所では、子育て中等の事情がある場合には、就業時間の調整等相談に乗ってくれていますので、女性にとっても働きやすい環境だと思います。

これからの展望

VISION

これからの展望

 クライアントから信頼してもらえる弁理士になりたいと思います。そのために、さらに実務能力を磨いて、特許ヒアリングの場でお客様のビジネスを保護するのに最適なクレームを即興で提案したり、中間処理で進歩性がギリギリ出るような補正案を提案できるようになりたいです。

 また、数年間で英語力にさらに磨きをかけて、アメリカやヨーロッパの企業への営業にもチャレンジしようと思います。

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