所員が語る・藤田原野

 前職では、明細書作成や中間処理、他社特許検討業務等、メーカー知財部が行う基本的な業務を概ね経験し、知財業務に必要な多くのスキルを身に付けることができました。特に、競業他社が容易に回避することができない強力な権利を取得するためのノウハウを学ぶことができました。

 前職では、企業規模が大きい故に、業務が細分化されており、特定の製品の特定の技術に特化した特許業務を行っていました。

 基本的な特許業務を経験し、次は、技術的にもっと幅広い仕事ができるようになりたいと思うようになりました。特に、エネルギー・環境分野の技術の発展に自分の知財スキルを役立てたいと思うようになり、そのような中で、風力発電や各種のエンジン、タービン等の様々な技術を扱うクライアントを抱える現在の事務所を知り、転職を決意しました。

 特許技術者として、明細書の作成や国内外の中間処理等の業務を行っています。

 業務の流れについては、例えば直近の一週間を例に挙げると、月曜日にクレーム案を作成し、火曜日にクレームに対応する図面を作成し、水曜日と木曜日でクレームをサポートする実施例を作成して明細書を完成させ、金曜日に行う発明ヒアリングの予習や事務所内での事前打合せを行いました。金曜日は、発明ヒアリングのために出張しました。もちろん、これは一例で、中間処理業務が中心となる時期もあります。

 仕事のアウトプットは、品質重視で明細書を月に4件程度作成しており、忙殺されるような状況になることは稀です。

 慣習や常識に囚われずに改革しよういう風土があると思います。特許事務所の業界は厳しくなっていきますが、事務所全体として前に進もうとする姿勢がありますので、一所員として希望を持てます。

 また、組織の風通しがいいので、事務所の改革に自ら参加することもできます。

 例えば、特許ヒアリングの帰り道で代表弁理士と話していた中で、他特許事務所との差別化戦略が話題になったことがありました。当時は、まだ「グローバル明細書」が体系的に整理されていませんでしたが、主要国の実務の違いを乗り越えるための明細書のフォーマットについて代表弁理士と議論する中で、従来とは大きく異なる「横串型」という独自のスタイルの明細書を新商品として差別化のポイントにする提案をしました。

 この提案を即座に取り入れて頂き、そのスタイルに因んで「横串」という商標を明細書作成に関して事務所が取得し、他事務所との差別化に役立てられています。

 このように、組織の風通しが良い風土、また、従来とは大きく異なるものであっても取り入れて変化を恐れずに前に進もうとする風土は、当事務所にとって間違いなく大きな強みだと考えます。

 事務所から仕事量のセーブについて多大な配慮を頂いたこともあり、2016年に弁理士試験に合格することができました。

 今後は、弁理士として業務の責任範囲を広げながら、クライアントに喜んで頂けるような付加価値の高いサービスを提供していきたいと考えています。

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